大量の紙を折るという作業をしたことがるだろうか? これは、この上なく単純作業でありながら奥が深い。この作業をうまくこなすコツは、まず折り目が黒くならないように手を洗うことである。他には技術的になんら差がないような作業だが、ここに重大な落とし穴が潜んでいる。 折り目をつける際に、普通の人はなにげなく爪を立てるが、これは実に非常に危険である。折り目をつける枚数が、3桁になると、その摩擦のため爪が磨り減り、ひどい場合には、爪が薄くなってしまい、触ると神経に直接さわるような痛みを起こすことさえある。 |
また、爪のかわりに定規を使う人もいるが、摩擦熱で定規がボロボロになるのは必至である。これに対する答えは、何と、仏教にあった。 仏教のアコーディオン状の経典を折るときに僧侶は竹筒を使用するのだ。使い方はいたって簡単。自分の指が入る太さの竹筒を4cmぐらいの長さに切り、指にはめて折り目を押さえるのである。材質は絶対に竹がいい。プラスティックの筒などではすりへったプラスティックの色が紙につくうえに、すべりが全然悪い。折る紙の量が増えれば増えるほどその差は非常に大きくなる。ローテクの極みのような話だが、これはほんとに驚くほど効果的なので、絶対にお奨め。 |